7/15(土)Lostage主催イベント“SHOWNEN”に行ってきました。

Lostageは全然知らないのだけど、
元ナンバガの中尾憲太郎さんのバンドSloth Love Chunksが
一緒に出ると知り、家を空けやすい土曜日だったので即チケットを取りました。

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さっさと目的地に行けばいいものをちょっと余計な寄り道をしたばかりに
下北到着が開場5分前。
整理番号10番台と良かったので一応焦ってシェルターにダッシュ。
ぎりぎりセーフ。けれど案の定番号無視で入場開始(笑)

中に入ってもさすがにがっつく人はおらずステージ前はまばら。
ここで頑張る必要も無いのはわかってたけれど、せっかく来たのだから
中尾さんが弾くところをしっかり見ようとそのまま最前に収まる。

シェルターは昨秋のテナー・スパルタ・LITEのイベントで来たきり。
あの時は当然ながらぐっちゃりの人だったから
ひなっちしか見た記憶が無い(いや、いつもそうだけどね)。
ステージこんなに狭かったんだなーと改めて思う。
天井も低い!ナカヤマ殺しだね!!(笑)

中尾さんのベースがすぐ目の前に置いてある。
ナンバガの映像にいつも写ってるあのベース。じわり感激が…。

程なくふらりと中尾さんが登場。


【Sloth Love Chunks】

昨年12月の渋谷屋根裏以来2度目。
前回もたしか思ったこと。
当たり前だけどナンバーガールとはまるで違う音なので
すぐには眼前の中尾さんと「ナンバガのベース」とが結びつかない。
そしてogさんのギターの音がかなりデカいせいで
ベース音が聴き取りづらくてちょっと苛立ちさえ覚える。
でもベースの音だけが鳴り響く瞬間
ぐっと骨を掴まれるような感覚、ばーっと鳥肌が立って
意識が遠のくような奇妙な感動が渦を巻いて泣きそうになる。
紛れもなく中尾さんのベースだ。

中尾さんもひなっちも「ハードピッカー」(ウッドペッカーみたいだね)。
だから好きなんだ。けれどその弾き方は全然違う。
二人ともピックを激しく動かすからそれぞれのベースの
ピックが当たる部分が削り取られて剥げてしまっているんだけど
その場所も見事に違っている。おもしろいよね。

ひなっちは弦に対して垂直に鉈を振り下ろす感じ。
その豪快にしてどこか温かみのあるざっくり感がたまらない。

中尾さんのピックは弦を斜めに切り裂く鋭利なナイフ。
痛くて怖いよ。そしてその緊張感が魅力だよ。

刃物に例えるなんて不穏当で申し訳ないけれど、
そもそもこの二人を比較するのもおかしな話なのかも知れないけれど
私にとって「かっこいいベースを弾く人」といえば
もうこの二人しかいないので、ついついひなっちの弾き方を
思い浮かべながら中尾さんを見てしまっていた。

中尾さんはピック弾きオンリーなのかな、指で弾くのは見たことが無い。
けれど弾き方が多彩。見ていて全く飽きない。そこはひなっちと同じ。

そして今回思ったのは中尾さんはギターを弾くように
ベースを弾くんだな〜ということ。
うまく説明出来ないけれどひなっちもそういうところがあると思うので
これは共通する魅力なのかも。

あとの新発見は中尾さんも右手を後に回すことで
タイミングを計ったりリズムをとったりするということ。
これはひなっちが主にZAZENでやるけれど
その仕草がめちゃくちゃかっこよくて大好き。
でも他の人がやるのは見たことがなかったの。
中尾さんもやるんだーー!となんだかすごく嬉しかった。

バンドの音の感想。
1時間ほどやったけれど前回よりはVo.がこなれてきた印象。
でもやっぱりあまり歌はうまくはないね。
けれど佳世さんのギターの音は好き。柔らかくて中尾さんの音に合う。
今回はどうもogさんのギターの音が私にはダメみたい…と感じた。
あのキンキンとした音色が苦手。
これは好みの問題というか要するにベースの音をはっきり聴きたいが
故の感想かもしれない。

全体的に全員が主張しすぎているのかな。
たとえばZAZENはカシオマンだってすごいギターを弾いているのに
ひなっちのベースと音が全く喧嘩をしない。
全員がちゃんと押したり引いたりの駆け引きをしながら
演奏してるって感じ。
ナンバガもそうだよね。
Slothは4人のうち1人が演奏していない時の方が
かっこいい音になっていた。

Slothライブは29日も渋谷であるのでチケットは取ってある。
うーーん、中尾さんが弾くところはまだまだ見たいけれど
バンドが好きかと訊かれたら「困る〜困る〜」 (汗)

出番が終わった後、中尾さんは普通にお客と一緒にLostageを見ていた。
一度くらいお話してみたいけれど
「ナンバーガールが好きです」とは言えないよね〜。
でも他に言うことも無いよね〜(汗)


【Lostage】

今年3月に新宿LOFTでVOLA、toeとスペシャ列伝に出た時に
行くはずだったけどチビ子の発熱で断念したので今回が初聴き。

20代後半かな?わりと落ち着いた雰囲気。
Vo.の五味さんは小泉総理にそっくり。本当にそっくり。
そしてなんと苦手なベースヴォーカルだった…。

ベース好きの私から見れば
「ベーシスト」と「ベースヴォーカリスト」は全然別モノ。
どんなに頑張ったってベースだけ弾いている人より
かっこいい音は歌う人には出せないと思う。
ただ単にリズムを刻むだけになってしまうと思う。
Sloth終了後はうしろに下がってしまったので
五味さんの弾き方は見えなかったけれど音はかなりかっこいい。
私の好きな音を出してくれる。それだけに歌いだすとがっかり。
正直歌そのものにもあまり魅力は感じなかった。ごめん。
ベースだけ弾いてくれんかなーと思った。

けれどバンドそのものは悪くないな。好きかも。
最初はいまいち全員が走りすぎという感があって
嫌いな「全員自己陶酔バンド」かと思ったけれど
だんだんと落ち着いてきていい雰囲気になっていた。
左右のギターのどちらかがVo.五味さんの弟らしいんだけど
顔が似てないみたいでわかりませんでした。

左側のギターの人がかわいい顔をしていたので
ちょっと演奏の合間の様子を見ていたら
なんと前に出た中尾さんが飲み残して置いていたビールを飲んでいた。
一応躊躇していたけれどね、飲みたかったのかなー。笑えた。

そして注目すべき点がひとつ。
後方からだからちらっちらっとしか見えなかったけれど
どうもドラマーにナカヤマのニオイを感じた。
叩き方が激しそう。要再確認(笑)

CDもちょっと聴いてみたいかなーと思っていたら
この方々ロッキン5日「WING TENT」に出るのね。
チェックチェック♪

ところでVo.の五味さんは「MCが下手で…」を再三繰り返していたけど
全然そんなことはないと思った。
奈良から来てるそうだけど、ゆったりはっきり喋るのでとても聞きやすい。
MCって内容どうこうより、いかにきちんと伝えられるかだと思うから
その点五味さんはばっちりだと思うよ。
中尾さんなんて声こもってておまけに早口だから
何言ってるのか全然わからないもんね(笑)

でも五味さんも言ってたけど「MC聞かせに来てるんじゃなくて
ライブやりに来てる」んだからいいんだよね。
私もライブが良ければ喋りはいらん!派ですから。

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