今週はいろいろとバタバタしていて、向井日記を読んで初めて
この日のレポをアップしていなかったことを思い出しました。

でも!
その前に書き忘れていたことを書いておきます。
それは昨日の「めざましTV」のこと。

朝の番組で秒刻みで構成されてるんだからね、マサムネのトークの最後と
軽○アナの(余計な)解説がかぶったのはまぁ諦めるとしますよ。
なんだかんだでCSを見られないファンの方が圧倒的に多いのだろうから
ちらっとでもPVを見せてくれたことに感謝すらしてますよ。

…でもさぁー。
マサムネははっきりと「俺らはカメラの後ろを走って…」って言ってたのよ。
皆さんも聞いたよね?!
それがなんだって字幕では「僕らは」になってるわけ??
「俺ら」じゃ「スピッツのイメージ」に合わないですか?
マサムネは「俺」って言うんだけど。

などとムカついてるところに追い討ちをかけるように
軽○アナがしたり顔で「原点に帰ったようだ」なんて言うものだから
さらにいっそうムカムカしましたとさ!ちゃんちゃん。

あー、すっきり(笑)

………………………………………………………………………………………

さて、レポ行きます(笑)

6/25渋谷クアトロでの「東京うたの日」コンサートに行ってきました。
このイベントは、そもそも沖縄で2001年にBEGINが立ち上げた
「うたの日コンサート」の主旨に賛同して
今回初めて東京で開催されたものなのだそうです。

では「うたの日」とは何ぞや??
戦時中、沖縄では歌を歌うことも踊ることも禁止されていて
でもおじーもおばーも皆こっそり歌い踊って励ましあっていたとか。
今当たり前に歌を歌えることに改めて感謝の意を表し歌をお祝いしよう!
そういう考えのもと、その記念日を「うたの日」として
毎年イベントを行っているのだそうです。素晴らしい!!

そんな厳かと言ってもいい意味を持つイベントとはつゆ知らず、
「ひなっちが地方に行ってる隙に向井をゆっくり見よう」 などという
不埒な?目的でクアトロに足を運んでしまったいけないワタシでした(笑)

こんな整理番号テナーで欲しいなーという20番台だったので
それなりに張り切って出かけたのだけど、
あらあらびっくり、いざ中に入ったら…

椅 子 が 置 い て あ り ま す よ !!

向井秀徳で椅子席かーい!!と、かなり焦ったのですが
よく考えたら野音だって椅子はありますわな〜〜。
10月に向井さんがワンマンやる九段会館だってホールだしね〜。
とりあえず最前席が空いていたので
「向井ガン見」が本日の目的の私は迷わず着席。
でもこれが大正解。転換時に席を立ってビールを買いに行ったら
後方はゆったりまったり普通に「クラブ状態」と化していて
(いやクラブクアトロだからそれで正しいんだけど)
紫煙がもくもく上がりまくり。
タバコ嫌いの私は鼻と口を押さえないととてもじゃないけど通れない…
前に陣取ってよかった……。

バンバンバザールのリーダー福島さんと
小島あさこさんという方を総合司会にイベントはスタート。


【下地 勇】

沖縄は宮古島出身の方。
今日初めて知ったのだけど沖縄本島と宮古島とでは言葉が全然違うそう。
石垣島もまた別なんだって。勉強しちゃいました。

その宮古島言葉というのが何とも不思議で、
いわゆる標準語には全く無い音声を持つみたい。
ヴとかヴェとか、なんだっけ、スとシュのどっちでもない間とか…
かつて第二外国語で学んだフランス語に近い印象。
そして歌いだすと…これが何とも情熱的で哀愁があって
スペインのフラメンコが似合いそうな音楽なのでした。
そして歌ってる下地さんがいかにも沖縄の人らしい彫りの深い顔立ちで
玉木宏とか河原雅彦みたいな濃〜〜〜い感じ。

独特の言葉とルックスで不思議な歌世界を披露してもらえました。
唯一標準語で歌った「息子よ」は司会の小島さんによると
“聴く人すべてを泣かせる曲”らしいけど、歌詞がちょっとモロすぎて
正直私は若干引いてしまった(汗)
でもそれ以外の宮古島言葉のナンバーは意味はわからずとも
どれも素敵だった!

特筆すべきはスピッツファンなら「ナンプラー日和」で
一気にその名に馴染んだ三線の生演奏を聴けたこと!
お名前は失念してしまったけれど、弾いてくれたのは
下地さんと一緒にライブをやることも多いとかの石垣島出身の方。

あたりまえだけどギターとは全然違う音色、違う弾き方。
見た目はちょっと三味線?なんだけど、その方の演奏スタイルが
すごくかっこよくて「ロック」だったよー♪
1曲のみで引っ込んじゃったけど、あの人の演奏でもう少し下地さんの歌を
聴きたかったなー。


【イノトモ】

ウクレレでスタート。
と思ったら後でオフィシャル見たら「ギタレレ」とあった。
そげな楽器あったとね??

細〜〜い小柄な女性。MEGUMIと久本雅美を足して2で割った感じ。
といっても想像しにくいと思うけど。

ヘンにだるそうに歌うでも甘ったるいベタッとした声を出すでもなく
とても聴きやすい素直で優しい声の方。
最初はちょっと硬いかな?と思ったけれど、曲が進むにしたがって
どんどん伸びやかにテンションも上がっていったみたい。

嫌味が無くてとても好印象を与える人なのだけど
歌詞が昨今の女性シンガーにやたら目立つ「ぼくときみ」なのでそれが残念。
女が作り女が歌うのだから「私とあなた」の方が自然だと思うのだけど
なぜ最近の女の子はみんな「ぼくときみ」にしてしまうの??
同様に昔ニューミュージックでよくあった男が作る
「私とあなた」の歌も嫌いでした。不自然に感じるんだよなー。

イノトモさんはくるりの「Birthday」のコーラスにも
参加しているそうですよ。


【向井秀徳アコースティック&エレクトリック】

セットリスト
「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」
「6本の狂ったハガネの振動」
「Water Front」
「空気」
「ロックトランスフォーム状態におけるフラッシュバック現象」
(ホントにこれがタイトルかどうかは自信無し)
「The Days Of NEKOMACHI」

わたしのこの日の目玉、向井秀徳。
夏らしい、しかしあまりお似合いにならない帽子を被って登場。
というか自らサウンドチェックをなさるためか
呼ばれもしないのに早々にステージに出ていたよ向井さんは(笑)

おなじみのテレキャスは後ろに置いたままで
青の見慣れない、あれ何て言うの?ギターのネックまでしかないやつ
ペグ部分が全く無いやつ、あれの弦てどうやって張るのだろう??
(後から向井サイトのpodcastの画像に↑のギターが写っているのを
お友達に教えてもらいました)

ま、とにかくそれ一本を自在に操って歌っていた向井さん。
そう、まさに「うたの日」の名に相応しく歌を聴かせてくれたよ〜。
いきなり「CRAZY…」ってのには焦ったけどね。
この曲のベースのフレーズが大好きなのに!でも今日はヤンキーレス!
どんな感じにやるんだろー??と思ったら…

うー。
悔しいけど、ベースいないのにめちゃくちゃかっこいいでやんの!!
向井の凄さ深さを改めて知らされたって気分。

日向ベースと全く違うフレーズを、ひなっちがいつもそうしているみたいに
向井さんが繰り返し繰り返し弾き続けて、そこだけ聴いてると
まるで違う曲みたい。
でもこれもまた新しいパターンの「CRAZY…」ってやつで
うーーー。見事にやられました。コロリ。

その後のどの曲もあの厚みのあるものすごいバンドの音が無い分
向井Vo.が冴える!際立つ!
向井さんてこんなに「聴かせる」人だったんだー!と再認識。
いやーー、世の「向井フリーク」の気持ちがわかる気がしてきた。
「Water Front」だって、ZAZENじゃなくて元々向井ソロの曲だったんじゃ?
ってくらいしっくりきていいでやんの。
あのかっこいいベースが無いっていうのにーーー!!
(怒ってどうする…)

しかし!6曲はあまりに短い!!
ZAZENで2時間半くらいのライブ見慣れてるんだから当たり前だけど
それにしても短い!!
全然足らん!!
10月の九段会館ワンマンはとりあえずって気分で
先行申込しちゃったんだけど、テナーがかぶらない限りは
絶対行くぞーーー!
今日は実はナンバガの曲もちょっと期待してたけど叶わなかったので
九段会館ではぜひお願いしたいです〜〜。


【遠藤賢司】

トリの遠藤さんに入る前に、沖縄でも今晩行われているという
「うたの日」イベントの会場とクアトロを音声で繋げて
それぞれの現場からの声援を聞かせあうという、
なんだかちょっとだけこっ恥ずかしいことも行われた。
TVの公開収録に来たのかしらーな気持ちになったよ〜(照)

さて遠藤さん。
私にはもろ「フォークの人」なんだけど、いやー凄かったです。
いでたちが忌野清志郎風。
でもアコギだしブルースハープだし座ってるし…。
だけどすんごい過激でロックなんだー。
弾き方もジャカジャカジャカジャカ超やかましいし(笑)
1曲歌った後のMCでジーコの悪口というかホントのこと?を
さんざん言ってたのがおかしかったー。

遠藤さん(今は“エンケン”と呼ぶらしいです。あ、昔から?)
のかつての曲は全く知らなくて、ただストレートのロングヘア
の印象があって、「寝図美」(ねずみ)という名の猫を飼っていた…
そんな話を昔誰かのエッセイで読んだことがあるだけ。
でも初めて聴くその曲とご本人の佇まいは内田裕也も真っ青の
ロックンローラー〜〜〜〜〜でござんした。

ただがなり声で歌うので、どうしても音が割れてしまい
歌詞を聞き取れないことが多かったのが残念だったなー。
ピアノ弾き語りのスローな曲「死んじゃったお母さんの夢」は
歌詞自体は下地さんの「息子よ」同様に苦手な部類に入っちゃうんだけど
すごく美しくて、この人はもともとはこんなふうに歌ってたんじゃあ?!と
思わせるものがありました。

いやもうホントにはちゃめちゃなものすごい人。
1947年生まれ。すげーよ!!


【フィナーレ】

出演者全員一堂に会して1曲。
まずは遠藤さんと向井さんでスタート。
エンケンもエレキギターに持ち替え、向井もテレキャスターを弾いた。
何の曲だかわからないけれど向井さんが暴れる暴れる!!
マイクスタンドはわざと倒すし自分のアンプに飛び乗って
下に付いてるキャスターを利用してまるでサーフィンをしてるかのポーズで
アンプをぐいぐい動かしつつギターを弾いている(笑)
もう面白すぎだぜ向井!!
エンケンはエンケンで大騒ぎだからもうスタッフが大変!
そして下地さんイノトモさんも参加して…
向井さんの聞き覚えのある「東京ワッショイ、東京ワッショイ」が
延々と続いてついに終了。

あー、これはこれで面白かった!と思って時計を見たら…
なんとまだ7時半にもなってなかった!!(驚)
一人なのでそのまま帰途に着いたけれど
帰宅後、なんで4時開演と始まりも通常より早くて
終演もあんな時間だったのだろう??と思ってやっと気がついた。

「東京うたの日」はクアトロともう一つ「B・Y・G」というライブハウスが
協力体勢を作っていて、その「B・Y・G」は会場6時開演が7時と
普通だったのよ。

…つまりクアトロ終わったら「B・Y・G」行けってことだったのね?!
そんなこと言ってくれなくちゃわかんないよーー。
チケットだって行き来自由とかじゃないし…。
他のお客の皆さんは行ったのかしらねー。
というか向井さんは行ったんだろうな〜〜〜。

あんまりにも早く帰れすぎちゃって、なんかライブ行ってきました気分が
すでに薄らいじゃった。ちょっと残念!(笑)

向井さんとは明後日野音で会いましょう〜〜、だわ。
いよいよ楽しみにしてた野音でのイベントだよー。
ひなっち早く帰って来いーー!!(笑)

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